Nozbeの使い方 - 法律家

Nozbeは多くの方にお使いいただいております。いろいろな分野の専門家から、学校の先生、法律家、主婦、事業家、など様々です。これまで医療関係者のための使い方、および不動産会社での使い方の例をご紹介してきました。今回は弁護士など法律に携わる人にとっての使い方をご紹介します。

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バックグラウンド

私は、様々な用途で異なる環境でNozbeを効果的にご利用いただけるようなアイデアを皆さまにお届けしたいと思っております。私は弁護士の家庭に育ち、そして現在ワルシャワにあるKozminski大学で法律を勉強しています。法曹の世界はハイレベルの規律が要求され、報酬は多いかもしれないですが、非常にストレスが多く競争も激しい世界だと思います。精神的な面、そして会社や組織内の規律がまずは最も重要だと思いますが、私は残念ながらそれらに関しては何もアドバイスができません。

法律の仕事

Nozbeの法律場面での使用方法は、所属しているグループによって異なります。検察官は判事や事務弁護士とは異なる仕事のやり方をしています。このように、広い様々な解釈があるということを前置きしておきます。私はいくつかのアイデアの要点をまとめることで、皆さんのアイデアを湧きおこし、そして実生活に役立てていただけたらと思っています。

以前の記事でもご紹介しましたが、ラベルとテンプレートの応用が今回もオススメです。皆さんが実際に就いている法曹の "部署" にもよりますが、決まったやり方に従わなければいけないことが多いかと思います。従うべき手順、記入するべき書類、または、入手すべき書類などです。

アプリの可能性

代理弁護士、事務弁護士、顧問弁護士... これらを同じグループとして語るのはとても広すぎてしまいますが、共通するものがあります。それは顧客を持っているということです。そこで、顧客がラベル/タグ、またはプロジェクトとなります。多くの場合はラベルがいいでしょう。事案が小さい場合には、ラベルを付けず、一つのプロジェクトだけにしてもいいと思います。

顧客にもプロジェクトへアクセスできるようにしたい場合や、他の第三者がプロジェクトに関わってくるような場合には、私はラベルの使用をするようアドバイスします。

プロジェクトA, B, C があり、それぞれMr. Smith (顧客の名前)さんのラベルを付けます。プロジェクトA には、顧客から提供してほしいものや顧客と共有したいことなどのリストを作成します。例:

  1. 顧客が提出してくれた書類のスキャン
  2. 口述書、証人の名前、顧客が把握している証拠など
  3. あなたが顧客に渡す書類や情報、成果など

あなたと顧客の相互で参照できるプロジェクトと考えてください。

一方、プロジェクトBはあなたのプライベートのプロジェクトです。例えば、顧客には知られたくないが、事案を解決するために重要な情報などです。ある意味で、法取引の機密情報などが入っているプロジェクトとなるかもしれません。

プロジェクトC - 直接的にMr. Smithさんと関わらないけれども、書類や情報を集めたり、証拠を収集したりする人とこのプロジェクトで協働します。

検察官の仕事はまた少し違ってきます。直接的に顧客とはそれほど頻繁に一緒には仕事をしないかもしれませんが、書類や証拠を集めたりするために証人や職員と多く関わるでしょう。その場合には、ケースナンバーをラベルとして使うのがいいと思います。使う人や状況によって異なりますが、ここでは基本的に2つのプロジェクトのタイプが必要です: あなただけのプライベートのプロジェクト - あなたの思考や進捗状況の履歴など; グループのプロジェクト - 有罪を証明するために協力してくれる人などと共有するプロジェクト

最後になりましたが、判事です。ここでも、裁判や訴訟ナンバーをラベルとして使うのがベストだと思います。もしくは、単純にそのナンバーをプロジェクト名にしてもいいかと思います。多くの部分は事案に一人で当たることとなり、またヒアリングよりもたくさんの文献や書類を読むことが中心になると思います。私はこの専門職の方々とのコンタクトはほとんどないので、彼らの仕事についての見解をこれ以上述べることができません。

作成した各プロジェクトはテンプレートにしてあとで同じような顧客や事案のために作成できるようにしておきます。プロジェクト数を少なくしておきたいときは、チェックリストの活用も役に立つでしょう。

まとめ

これは私からの一つの提案にすぎません。皆さんが新しい何かをひらめいたりするようなヒントになればと思っています。多くのやり方や可能性があります。面白い生産的な方法などをお持ちでしたらぜひ他の方と共有してください。

この記事が少しでもみなさんのアイデアにヒントを与えることができたら幸いです。法曹界ではプライバシーが非常に重要です。ですので、Nozbeの"絶対的観念" である、共有していないプロジェクトにはあなただけしかアクセスできない、ということはとても有効であると思います。

Delfinaによって書かれた記事です (Nozbe サポート- CHO - Chief Happiness Officer)